2015年

12月

30日

レコーディング、ライブでいい音を出すために 

いい音で作品を作り上げるために必要になる要素その2
いい音だなあって感じられるためには、楽曲のアレンジも大事な要素になります。
アレンジといい音ってなんか関係あるの?って思う人がほとんどだろうけど、アレンジも重要な要素なんです。
どう関係してくるかと言うと、音の低い方から高い方迄のバランスが影響してくるのです。
きちんと造り込まれた、メジャーなアーティストの作品はアレンジがキチンとしているので、下から上までのバランスは各楽器とうたで、うまくとれています。
一方アマチュアインディーズでありがちなのは、ある帯域ばかりに音が集中していてピークがあったり、全然すかすかの帯域があったりします。
特にこまるのが、ボーカルの帯域、ボーカルのおいしいところにかぶせるように全楽器がかぶって来たりすると、ボーカルを生かすために、楽器や歌に不自然なコンプや、EQをかけたりしなければならなくなったりします。
もう一つよくあるのは、低域のピーク、キック、ベース、ギターの低音域が重なって高音域をマスキングするようになってきます。そうなると、また不自然なコンプEQをしなければならなくなります。
EQで極端にその帯域を削ったりすると、一緒になっているときは問題ないけれど、単独で聞いたときには不自然な音になってしまいます。
もう一つありがちなのは、Aメロ、Bメロとパワーコードでギター2本で刻んできたのに、さびになったら1本がシングルノートになるみたいなアレンジ、さらには、もう1本までがハイフレットのコード弾きみたいになって、いちばん盛り上がるサビなのにスカスカになってしまうみたいなのもみかけます。
あとは、鍵盤系が、ベース音ひいたり、ギターとのコードと同じ帯域でボイシングしたりするのもよくみかけます。
いずれの場合も、たとえもとの出音がよかったとしても、市販のCDのような音にはきこえません。まして出音が悪ければ...
それぞれが、自分がかっこいいと思う音を出してくるだけで、全部合わさったときにどうか、ということが考慮されてない場合が多いとおもいます。
アレンジするときに、他の人がどういう音を鳴らしているのかを意識して聞くことが必要だとおもいます。
参考になりそうな市販のCDを聞いて、それぞれの楽器がどういう役割をしているかという観点で聞いてみるといいとおもいます。

 

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2015年

12月

29日

レコーディング、ライブで、いい音を出すために Vol.4

30年近くレコーディングエンジニアとしてやってきていますが、20代のころは、いい作品を作り上げるために、機材にこだわったり、テクニックにこだわっていましたが、30歳超える頃には、いい音で作品を作り上げるのには、機材や、エンジニアの技術よりもっと大事な物がある事に気づきました。
大きく分けて3つありますので、1つ1つ取り上げて行こうとおもいます。
まずは、ミュージシャンの出音。
これも、楽器、アンプ、機材、その設定の善し悪しではなく、奏法的なもの。
一流のミュージシャン達と同じ楽器、エフェクター、アンプ、セッティングにしても、きちんとした奏法が出来ていないと、同じ音にならないんです。それだけ、弾き方というものが出音に影響するんですが、なかなかそれに気づけない人が多いですね。
大きな原因は前の投稿で掲げた、関節の力をぬいた体の使い方ですが、その他にも、細かい要素が沢山あります。
まずは、それの大切さに気づくことです。
中でも、ギターで落ち入りがちなのが、アンプやエフェクターで歪ませすぎてしまうことです。
一流の人達は、驚くほどアンプやエフェクターで歪ませていません。奏法が出来てない人がひくと、全然ものたりない歪ませ方です。それでもちゃんといい音で聞こえるのは、ピッキングにおけるエネルギーがしっかり伝わっているからです。
実際は、強さというより早さの方が大事(理科の授業でやったよね、早さが2倍になるとエネルギーは4倍になるってやつ)
そして、早さを稼ぐためには、関節の力を抜いて支点をつくってあげる事が、絶対必要になります。
それを実感するためにもエフェクターの歪み(出来れば
真空管アンプの歪みのほうがわかりやすい)をいつもよりグットおさえて弾いてみてください。その状態でいつもと同じくらい歪みが感じるくらいに、弾き方を工夫してみてください。
ギターの話をしましたが、他の楽器でもほぼ共通しています。
ベースも、ピック弾き、指弾きともに、弾き方で全然ちがう音がでます。そのバリエーションで無数の表現力ができます。
ドラムこそ、たたき方で全然音が変わってきます。
歌の場合は発声の仕方です。日本人の7割くらいは、歌うときにのどの奥をしめてしまいます。のどがしまっていると、高域にピークのある細い声しかでません。うまい人の歌声は下から上までバランスのよい音になります。
ということで、自分ので音に悩んでいるひとは、まずは、奏法を見直すことをしてみてください。弾き方、たたき方によってどんな音の違いがでるか、試行錯誤してみてください。
ちゃんと出来るようになると、今迄と違った気持ちよさが感じられるはずですよ。
個々の楽器や歌のもう少し詳しい上達法は、追って取り上げて行こうとおもいます。

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2015年

12月

29日

レコーディング、ライブで、いい音を出すために Vol.3

いい音出すためには関節の力を抜くってやつは、楽器を弾くにあたって、一番重要な要素なんだけど、長年やってる人でも意外と出来てない人がおおい。
演奏力において、壁にあたって、それ以上のびない場合は、大抵それが出来ていないからなんだよね。
でも、そこの根本を直さずにいくらメソッドを練習しても、解決できないんだよね。(ただし、地獄のメカニカルトレーニングで、短時間に腕が動かなくなるくらいの練習を繰り返すと、力がぬけて、つかめることがあるけど、だらだら長くやってもダメ!)
そこがつかめると、今迄全然できなかった事が、いとも簡単に出来るようになるんだよね。
リズムや、奏法的なところで伸び悩んでいるひとは、一回、自分のやり方をぶっこわしてみるといい。
ただ、歳をとればとるほど、それが出来にくくなっていくんだよね、今迄自分がやって来た事を否定するってなかなか出来ないよね、だけど、長年やって出来ないってことは、何かを根本的に変えなければ変わらないんだよね。
それに引き換え中高生とかに教えると、その場ですぐ出来るようになる事が多い。頭も体もやわらかいからね。
ということで、壁に当たっている人は、今までの自分をぶちこわして、頭も体もやわらかくしてみよう。
これって他のことにも全部共通することだよね。

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2015年

12月

29日

レコーディング、ライブで、いい音を出すためにVol.2

いい音を出すためには、どんな楽器、機材、エフェクター、アンプで、どんなセッティングにするか、という事より重要な要素があります。
それは、弦楽器でいえば、弾き方、打楽器で言えばたたき方です。
これは、体のつかいかたと密接な関係があって、スポーツをするときの体の有効な使い方と共通するものです。
なかなか、言葉だけで伝えるのは難しいのですが、一言で言ってしまえば、関節の力を抜くことです。
関節を固めてしまうと、力が十分につたわらないし、体の芯でつくったリズムがつたわらなくなります。
わかりやすいのは、一流のプレイヤーの動画をみることです。
うまい人の各関節の動きを見てみてください。関節がもの凄くやわらかく動いていて、関節を支点にして、振り子のように動いているはずです。一方、初心者の動きをみてみてください、特に手首がかたまっていて支点をつくれていなくないですか?
エネルギーと、リズムをきちんとつたえるためには、関節をやわらかくして、振り子の支点をつくってあげることが、絶対に必要になります。
よくみかけるのが、ギター弾きで、コードのカッティングのときは、手首がやわらかく出来ていて、スムーズに引けるし、リズム、出音もいいのに、シングルトーンを引くとリズムもよれよれ、音も弦にひっかかってペケペケの音になっている人。
これは、シングルノートを弾くときになると、手首がかたまって、指先だけで弾いているからです。シングルを弾くときのピッキンぐは、あくまで、カッティングの時と同じ動きで無ければいけません。
さて、それをどう修正するかがなかな難しいのですが、手っ取り早いのは、ちゃんと出来てる人の動きを単純にまねてみることです。動画をみながら、同じように手足をうごかして見ましょう。
見た目をまねするだけで、気づけることは多々あります。
あとは、全身の関節という関節の力を抜いて、腰で上下にリズムを刻んでみましょう、腰でつくったリズムが、指の先まで、自然に伝わりませんか?
それを楽器に伝えてあげれば、本来の楽器のいい音がだせるはずです。
言葉で伝えるのはなかなか難しいのですが、面と向かえば簡単に教えられますよ、いままで、何百ものバンドマン達に伝授してきたので、本当に修正したい人は、是非直接聞きにきてください。

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2015年

12月

29日

レコーディング、ライブで、いい音を出すために Vol.1

ギター、ベース共通するのだけど、音作りにおいては、アンプや楽器のセッティングどうこうよりも重要なことがあります。それは弾き方。どんなに高いアンプと楽器で、うまい人と同じセッティングにしても、弾き方が悪いといい音にはなりません、逆にちゃんと引けている人なら安いアンプと楽器でも感動させられる音がだせます。不思議だよね、でもそれにはちゃんとした理由があります。あたりまえだとおもうひとも多いだろうけど、それがどれほど大事なことかを認識している人が少ないとおもいます。これができていなければ絶対にいい音は出せません。そしてそれはリズムの悪さにも直接関係します。弾き方の悪い人はどんなに長年やっているひとでもいい音がでないしリズムも悪いです、そのことの重要さにきづければ、今そこそこ悪くない弾き方の人ももっといい音に出来るようになりますし、壁に当たってる人も簡単に次のステップにいけるようになります。具体的に何が良くて何がダメなのかは文章で伝えるのは非常にむずかしいのですが、楽器の音は弾き方で大きく変わるということを頭にいれておいてください。
次の投稿では具体的にどうすればいいのかに触れて行きたいとおもいます。

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